沖縄。吉岡(川瀬陽太)は妻・ミチル(朝倉ことみ)の念願であったゲストハウスの開店準備に追われていた。新婚旅行以来4年の月日が流れていた。5年前。売れない作家・吉岡は官能小説で食いつなぎながら、カルチャースクールのバイトで実践小説講座の講師をしていた。ミチルは、吉岡が教えていたスクールの生徒であり、彼の熱烈なファンであった。やがてミチルは小説家の夢を諦め、妻として吉岡を支える道を選ぶ。しかし数年後、夫婦生活は冷え、吉岡は、当時スナックのママ・マキ(真木今日子)と関係し、ミチルとは違う肉感的な魅力に溺れていた。だがマキから奥さんの所に帰るように言われ、しかたなく家に戻った吉岡をミチルは優しく迎えた。ミチルの愛を痛感した吉岡は改心し執筆に没頭。新婚時代のムードが戻り、生活は一変するのだが…。